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プロ野球2008年度契約更改
西岡ロッテ史上最年少の1億円突破
- 球団史上最年少で大台の1億円を突破したロッテ西岡(撮影・たえ見朱実)
ロッテ西岡剛内野手(23)が21日、千葉マリンスタジアムで契約交渉を行い、3年契約で出来高により最高7億円(推定金額)の大型契約を結んだ。今季は3年連続盗塁王こそ逃したものの、プロ5年目で初の打率3割到達。球団史上最年少の大台1億円突破となった。北京五輪アジア最終予選では出場切符獲得にも貢献。「ロッテの顔」として存在を示し、球団からも来季のさらなる活躍を期待された。
西岡がプロ6年目の来季から、異例の3年契約を結んだ。通常FA(フリーエージェント)の引き留めを意識して球団側が提示する複数年契約を、早くて12年に権利取得する若手が受けた。今オフ薮田や小林雅がFA流出したことも関係し、球団がポスティング移籍なども視野に入れての“縛り”となった。本人は「メジャーを意識しているのは球団のほうで、今はあまり興味がない。喜びというよりビックリでした」と、戸惑いの表情さえ浮かべた。
交渉時間はわずか十数分で終了する、大満足の内容だった。初年度年俸は、今季7000万円から倍増の1億4000万円。2年、3年目は成績によって見直される破格の好条件だ。タイトル獲得や安打数などによる出来高も含めると最高7億円近くを手にする契約で「3年の複数年も面白いかな、と。変動するのでやりがいもあります」。球団では福浦に次いで2人目となる3年契約で、早くもモチベーションも上がった。
26歳で1億円プレーヤーへ仲間入りした伊良部(95年)、黒木(99年)の記録を大幅に更新する、球団史上最年少の大台突破も果たした。今季はチーム唯一、そして自身初の打率3割到達。ベストナインとゴールデングラブを獲得し、北京五輪アジア最終予選でも存在感を示した。「野球選手として1億円は最初の夢。5年目の終わりでなれたことは素直にうれしい」。登録名のローマ字表記変更から、激動の1年を振り返って無邪気に笑った。
年内は静養に努め、原点である母校大阪桐蔭高で年明けに始動し、北京五輪本大会の控える来季へと臨む。「また来年どれぐらいできるか、自分でも期待感があります」。好条件の3年契約を結び自覚と責任を痛感するスピードスター西岡が、これまで以上にロッテ、そして日本代表の顔となるべく活躍を誓った。
[2007年12月22日9時32分 紙面から]
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