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プロ野球2008年度契約更改

上原が投手最高4億円目指し26日単独交渉

 巨人の上原浩治投手(32)が、26日に東京・大手町の球団事務所で行われる来季の契約更改交渉に代理人を伴わず単独で臨むことが24日、分かった。近年増加している代理人交渉をやめるのは異例で、上原の単独交渉は4年ぶりになる。球団新記録となる32セーブで5年ぶりのリーグ優勝の原動力となった自負が、マウンド同様の真っ向勝負を決断させた。今季の推定年俸3億2000万円プラス出来高で、現役日本人投手としは最高額となる年俸4億円を巡る攻防となりそうだ。

 上原が単独で契約更改交渉に臨む。オフの練習に集中する目的で、04年に代理人契約を結んだ。ここ3年は本交渉も代理人が同席していた。00年オフから始まった代理人交渉はメジャーの影響もあって年々増加している。そんな中、抑えを全うした充実感から、あえて単独交渉を決断。「1人で交渉します。今年はもめることもないでしょう。いい評価をしていただけるのではないかと楽しみにしてます」。期待を胸にテーブルにつく。

 26日の交渉は、今季年俸3億2000万円プラス出来高からの大幅増、年俸4億円を巡る攻防となりそうだ。25日に交渉を行う中日岩瀬が単年契約を選択した場合、4億3000万円の提示が予想される。だが岩瀬はすでにFA権を取得。FA権を保有しない現役日本人投手として、4億円台到達の可能性が高い。

 リーグVに最も貢献した「特A評価」の選手は、上原の他にMVP小笠原、先頭打者アーチ記録の高橋由、主将阿部、タイトル獲得の高橋尚、内海がいる。しかし今季の上原には、最高の評価を受ける理由がいくつもある。

 エースとして君臨し、先発で通算102勝。故障の出遅れもあったが、チーム事情を理解し期間限定の抑えを承諾した。交流戦中の6月、優勝を最優先に考え、原監督からの「抑え一本」の打診を悩んだ末、受けた。夏場以降、連投でことごとく接戦を拾った。球団記録となる32セーブとMVP級の働きでV奪回の原動力に。最後は星野ジャパン不動の守護神にまで上り詰めた。巨人長年の懸案だった「絶対の抑えの不在」を解消した意義は大きい。

 小笠原、高橋由はFAの複数年契約。高橋尚、内海、阿部も貢献度が多大だが、上原が積み重ねてきた実績を考えると比較はできない。加えて悔しさをしまい、チームのため投げ抜いたプライド。長い球団史上例のない「エースの、シーズン開幕後抑え転向」。4億円交渉に不思議はない。

 先発復帰しての日本一奪回、五輪金メダル。FA権取得。野球人・上原にとって重い1年となる。マウンド同様、真っ向勝負の単独交渉でスッキリ判を押し、節目の08年を迎える。

[2007年12月25日9時26分 紙面から]

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