西武石井義人内野手(32)が7日、西武ドームで契約更改交渉に臨み、今季年俸5500万円からの現状維持提示を保留した。今季は98試合に出場し、打率2割9分3厘。チームが6月にフェルナンデスを獲得して以降出場機会は減少したものの、代打を中心に持ち前の打撃センスを随所にみせていた。シーズン中に取得した海外FA権を行使せずに残留したが、球団の提示に失望を隠せず「(09年より)試合数が減った中で(打)率は残している。頑張りを見ていただいているなら、年俸を見ていただきたい」と訴えた。

 次回交渉についても「歩み寄り?

 今のところはちょっと難しいかもしれないです。プロ初の保留ですからね。納得するまで(判は)押さないつもりです」と最後まで険しい表情を崩さなかった。(金額は推定)