日本ハムに新加入したWBCキューバ代表のA・マルティネス捕手(26=中日)が日本代表を警戒した。

15日、沖縄・名護市内で練習。1次ラウンドはA組で、B組の日本と別グループだが、勝ち上がると準々決勝で対戦する可能性がある。世界一に立つためには大きな壁になる日本について「まずは走攻守どこにおいても引けを取らない。世界でアメリカ、ドミニカ共和国に並ぶトップ3に入るチームだ」と強い口調で話した。

18年から昨季まで中日でプレーしており、NPB選手の情報は豊富だ。中でも要注意選手について投手、野手で2人ずつ挙げた。「気になる日本選手はピッチャーでいうと山本と佐々木朗希、バッターで言うと村上、牧は印象的」。キューバにはA・マルティネスの他に、元ソフトバンクのデスパイネ、グラシアルらもおり、選手から伝えられるデータも武器に、侍の前に立ちはだかる。

日本野球の緻密さについても言及した。「エラーの数も少ないのでチャンスを見つけるのが大変」。MLB選手の参戦でパワーアップ確実なキューバ。情報も駆使して、難敵日本をうっちゃる策を、練っていく。【永野高輔】