パ・リーグの本塁打王もびっくりの2発だった。大谷翔平投手(28=エンゼルス)が1発目は片膝をつきながら片手で、2発目はバットを折られながら、特大の本塁打を連発した。

大谷の2発を目の当たりにした山川穂高内野手(31=西武)は「あれはねえ、なんて表現したらいいだろう。マジで野球やめたいです。まじで、つまんねえ。あれは無理でしょうねえ。今できることを精いっぱいやるのは、そうですけど。んー、ちょっとね、同じ競技やってるとは思えない。(2本目はバットが)折れてましたし、1本目はふざけてるでしょう。ふざけないで欲しい。あんなの競技が違うし」と苦笑いを交えつつ、そのすごさを語った。

自身は代打で出場も2三振。2月末の壮行試合から5試合、いまだヒットが出ていない。この日は、バットを今季の約900グラムから昨季の約920グラムに戻したが、結果にはつながらなかった。

だが、それで落ち込まないのが山川。「いつもそうなんですけど、流れ悪いんですよ。どう見ても。これは、どうにかしたいと思ってやるんですけど、なんて言うんだろうな。またこれ、本戦になったとき、ガラッと流れ変わることも当然あるし、このままいっちゃうこともあるし。自チームだったら、当然ある程度の打数とか保証されてますけど。このままの状態だったら、受け止めないといけない。どうにかしたいと思ってますけど、試行錯誤ですよ。とにかく試行錯誤、繰り返して、現状を受け止めて。変なプライドもないですし。何が良くて、何が悪いのか、再確認しながら、与えられたところで頑張るしかできないのかなと思ってます」と、いつもと変わらぬ様子で話した。

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