プエルトリコは初回の猛攻で先制したが、最強の守護神を欠いた影響もあり、リリーフ陣が持ちこたえられず逆転負けした。

初回の猛攻で有利な展開で始まった試合だった。1回1死一、三塁で4番のエマニュエル・リベラ内野手(26=ダイヤモンドバックス)が右犠飛で先制し、2死一塁で5番のハビエル・バエス内野手(30=タイガース)が2ラン本塁打、次のエディ・ロサリオ外野手(31=ブレーブス)がソロ本塁打で一挙4点を入れた。

投手陣は先発右腕マーカス・ストローマン(31=カブス)が5回に1死満塁の大ピンチに陥ったがこの回を1失点で切り抜け、4回1/3を5安打2失点。しかしリリーフ陣が打たれ逆転負けした。

プエルトリコは1次ラウンド最終戦終了後にメジャー最高の守護神と呼ばれる右腕エドウィン・ディアス(28=メッツ)が祝福の輪の中で右膝蓋(しつがい)腱断裂の大けがを負い、手術を受けて今季絶望という悲劇もあった。この日の試合中ベンチにはディアスの代表ユニホームが掛けられていた。