中畑清氏と落合博満氏が19日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。決勝ラウンド進出を果たし、20日(日本時間21日)に侍ジャパンと対戦することが決まったメキシコについて語った。上原浩治氏は決戦地マイアミからリモート出演した。

侍ジャパンの1次ラウンド4戦全勝について落合氏は「予定通りですね。ここで負けるようなことがあったら、ひっくり返りますよ」。中畑氏は「序盤3試合とも苦しんだ展開だったが、先制されたりしてね。その中で雰囲気を変える選手が出てきてくれたことが大きかった。ヌートバー選手ですね。いや~、目立ってましたね。ヌートバーのお母さんが、私の大ファンでして、このネタ、確実なネタなんですよ。これを言いたかったんですよ」とご満悦な表情を見せた。「キャラクターが似ているんですよ。鳥肌がでるプレーをしてくれて。攻走守、全てで目立って日本を引っ張ってくれた」と称えた。

メキシコ戦について中畑氏は「強い」と一言。先発について上原氏は「佐々木選手が先に投げると思います。1次ラウンドでも先に投げていましたし、山本選手は、もしかして2番手で投げるかもしれない。試合展開ですね、余裕があったら決勝まで残しておくということを考えているんじゃないかな」と予想。落合氏も「佐々木ですね。順番が早かったから。中きっちり明けての佐々木の先発が筋でしょう。あとは山本を中継ぎで入れるかどうか。準決勝を勝たなければ決勝にいけないので、先のことを考えててもどうなのかな」と同意した。中畑氏は「大谷のピッチング見て、かなり飛ばしていくと思う。球数が90あろうが、良いか悪いかではなく、悪かったらポンと変える選択じゃない限りは、勝ち試合を作れないと思うので、そこの判断だと思う」と語った。

落合氏はメキシコのイメージを聞かれ「強いですね。さすがにCグループ1位で来たチームだと思います」と述べ、上原氏は「初回にいきなり4点を奪い、どうなるのかなと。結局そこの4点だけでとどめた中継ぎ陣が素晴らしかった」と振り返った。

メキシコは準々決勝でプエルトリコに1回表、4点を先制されたが7回に逆転、初の4強入りを果たした。エンゼルスのコーチでメキシコ代表を指揮するベンハミン・ヒル監督が、準決勝の先発を左腕パトリック・サンドバル(26=エンゼルス)にすると発表。侍ジャパンは佐々木朗希投手(21)の先発が確実。