ベネズエラ代表のホセ・アルテューベ内野手(32=アストロズ)が米国との準々決勝でデッドボールを受け、右手親指を骨折している可能性が濃厚となった。

5回に米国代表の救援右腕ダニエル・バード(37=ロッキーズ)から96マイル(約154キロ)の速球をぶつけられ、その場で倒れ込んでトレーナーに付き添われベンチに下がった。

アストロズは直後に「アルテューベは右手の診断を受けており、症状や診断結果などの最新情報は19日(同20日)に公表する」と発表したが、ベネズエラ代表チームの関係者の話では親指を骨折していると複数の米メディアが伝えた。アストロズのコーチで同代表を指揮するロペス監督は「非常に心配しているし、悲しいし、いら立ちが募る。彼のために全員が祈っている」と話したという。

17年MVPに輝いたアルテューベは昨季、打率3割、28本塁打、57打点でチームの5年振りワールドシリーズ制覇に貢献した。親指骨折なら、通常は復帰まで8週間かかる可能性もある。