侍ジャパンを相手にサヨナラ負けを喫したメキシコ代表のヒル監督が、ホームランキャッチなどで存在感を示したランディ・アロザレーナ外野手(28=レイズ)を称賛した。

ヒル監督は「彼は個性の持ち主。メキシコにも、キューバにも素晴らしい人。どこにいっても人気のある選手。彼がチームの一員担ったことに、うれしく思う」と話した。

5回先頭、侍ジャパン岡本の左翼への特大飛球にジャンプ。触らなければホームランもという打球を、驚異的な身体能力でスーパーキャッチし、キャッチ直後にはフェンス前でおなじみの腕組みパフォーマンスを披露した。マウンドのサンドバルも喜びながら腕組みパフォで共鳴した。8回にも1死、山本から二塁打を放って一時勝ち越しとなる2得点につなげていた。

アロザレーナはキューバ出身で14年に父を亡くし、15年に母との相談の上で亡命を決意。夜のカリブ海をカヤックのようなボートでメキシコへ渡った過去があった。

【WBC準決勝】侍ジャパンvsメキシコ「ライブ速報」はこちら>>