<ロッテ3-3日本ハム>◇27日◇千葉マリン

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が2試合連続の2ケタとなる11三振を奪い、苦しみながらも6回1失点で降板した。2回まで奪ったアウトはすべて三振の6Kも、3回に犠飛で先制点を献上。1回から5回まで毎回安打を浴びながらも要所を締めて、勝利投手の権利をつかんで、中継ぎ陣へと託した。20日の開幕戦、ソフトバンク戦では13三振を奪うも黒星。「真っすぐは伸び、変化球は思った以上に曲がりすぎ、ストライクを取るのに四苦八苦した」と独特の強風にてこずったが、今季初勝利への執念の粘投を見せた。