<WBC強化試合:日本0-1阪神>◇26日◇京セラドーム大阪

 阪神の新外国人ブルックス・コンラッド内野手(33=レイズ)が、激走を見せて両軍唯一の得点をあげた。

 5回に四球で出塁し、1死二塁から伊藤隼太外野手(23)の中前打で、三塁コーチャーの吉竹春樹作戦・守備走塁コーチ(52)がストップをかけたものの、猛然と本塁に突入、ホームインした。吉竹コーチはすぐに助っ人と話し合い「(止まれば)一、三塁で作戦もできた場面。結果オーライじゃいけない」と諭した。

 コンラッドも「得点にはなったけど、コーチが止めているんだから、止まらないといけなかった。自分のミス」と反省した。一方でライバルの巨人内海哲也投手(30)らと対戦。「(内海は)走者を出してもきちっと抑える。シーズンでも対戦するので、いい投球をしている中でも、攻略法を考えないとね」と内海対策に貴重なデータを得たようだった。