日米マットで活躍したプロレス界のレジェンドが久しぶりに元気な姿をみせた。「テキサスの荒馬」テリー・ファンク(77)が、後輩レスラーとなるミック・フォーリー(56)の公式SNSを通じ、ツーショット写真で登場。テリーは眉間にしわを寄せ、力強い左拳をつくっていた。闘争心あふれる表情は、レジェンドレスラーとしての風格が漂っていた。

WWE殿堂入り2人がそろった写真ともにフォーリーは「テリー・ファンクとランチ。彼を訪ね、昔話に花を咲かせ、素晴らしいバーベキューを楽しむために(テリーの故郷)テキサス州アマリロに出掛けました」とつづった。さらに90年代後半とみられる当時の2人の写真も添え「これら2枚の写真の間には28年の月日が経過しましたが、テリーは私のアイドルであり、指導者であり続けています」と敬意を表した。

全日本プロレス時代、兄ドリー・ファンクJr.とともにタッグチーム「ファンクス」として活躍したテリーは90年代後半にはハードコア路線を突き進んだ。WWEではフォーリーと師弟関係と言える存在。時に対峙(たいじ)し、タッグも組んだ。別人格のレスラーとして有名なフォーリーとともに、自らもチェーンソー・チャーリーとしてチェーンソーを振り回してリングで暴れていた。弟子の訪問により、テリーのファイト魂がより燃えているようにみえた。

昨夏、複数の米メディアを通じ、テリーが認知症に悩まされながらも、ケア付き住宅で生活するまでに回復したとの報道があった。年齢的なこともあり、体調が心配されていたが、フォーリーとのツーショットを通じ、闘志あふれる姿を確認することができたことはファンにとって朗報だ。いつか再び、テリー・ファンクがリングに立つ時が来るに違いないと大きな期待を持たせる「勇姿」に感じられた。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)