WBA世界スーパーフライ級王者河野公平(34)の陣営が、WBA同級2位亀田興毅(28)との指名試合をタイなどの海外で開催へ動きだした。所属のワタナベジム渡辺均会長(65)が16日に明かした。

 亀田は亀田ジム会長らの処分のために、日本で試合ができない。昨年は回避した2度目の対戦指令に、渡辺会長は「国内でできない以上、海外でやるしかない。やるからには王者として開催し、優位にしたい。タイ、マカオ、韓国を候補に7月開催を目指したい」と話した。アジアなら時差は少なく、日本へ夜のテレビ中継も可能になる。5日の指令から30日以内が交渉期間で、合意できない場合は興行権入札となる。