元世界ミニマム級、ライトフライ級2階級王者の挑戦者・井岡一翔(26=井岡)がWBA世界フライ級王者フアンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)を2-0の判定で破り、デビュー18戦目で世界最速3階級制覇を達成した。

 日刊スポーツ「極ウマ」でおなじみのJRA元騎手で競馬評論家の佐藤哲三氏(44)がリングサイドで観戦した。「ジャンルは違うけど、勝負は勝負。すばらしかった」。一翔が勝利者インタビューで、前回の敗戦後「サラブレッドから地方馬になった」と話したことには「いやサラブレッドでしょう。ただ、努力しないといけないことを見せてくれた」と話した。

 隣で観戦したM・デムーロ騎手(36)は「摂生するのは僕らと同じ。気持ちはすごくわかる」といい「すごい。めっちゃかっこいい」と興奮していた。