挑戦者で同級2位の江藤光喜(27=白井・具志堅スポーツ)が、無敗の王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)に0-3判定で敗れた。。

 江藤は、相手より10センチ高い長身を生かし、何度も有効打を打ち込んだ。しかしクアドラスに粘られ、決定的なパンチは浴びせられなかった。平仲明信以来23年ぶりの沖縄出身世界王者の誕生はならなかった。

 江藤の戦績は17勝(13KO)4敗1分け、クアドラスは34勝(26KO)1分けとなった。

 ◆江藤光喜(えとう・こうき)1988年(昭63)2月8日、沖縄本部町生まれ。双子の弟大喜(たいき)末弟伸悟もプロボクサー。沖縄・北部農林高3年時に県大会優勝。08年8月のプロデビューは1回KO勝ち。13年8月にタイ・バンコクでWBA世界フライ級暫定王座獲得。日本人のタイで世界戦17敗1分けから初勝利だった。昨年6月に東洋太平洋同級王座決定戦で王座獲得して2度防衛。173センチの右ボクサーファイター。