ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志(36=ワタナベ)が、海外での王座統一戦で日本記録王手のV12を狙う見通しとなった。所属ジムの渡辺会長が3日、WBAからの対戦指令に従い正規王者フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と対戦する方針を明かした。陣営は元WBA世界フェザー級スーパー王者ウォータース(ジャマイカ)と交渉中だった。

 WBAは1月30日、両陣営に統一戦に向けて交渉するよう命じたと発表。30日以内に成立しない場合は興行権入札となる。渡辺会長は「一番の目標は海外進出。フォルトゥナも標的の1人だったので問題ない。交渉次第でウォータースもまだある」と発言。初の海外戦で具志堅のV13に王手をかける路線に変わりはない。

 また、WBAのスーパーフライ級王者河野とライトフライ級王者田口は、4月に首都圏でダブル世界戦が濃厚となった。河野は3月に中国でツォー(中国)とV3戦予定だったが、相手陣営の要望で先送りとなった。