WBO世界フェザー級2位の大沢宏晋(31=ロマンサジャパン)が30日、同級王者オスカル・バルデス(25)に挑む世界戦(11月5日、米ラスベガス)へ向けて関西空港から渡米した。

 「やっと楽しみな舞台に行ける。緊張はない。ワクワク感だけ。状態はいい」と自信を見せた。守り神として、昨年7月に事故死した愛犬パンチ(チワワ=オス)の遺影も持参する。ホームヘルパー2級の心優しき挑戦者は「いつも試合前は気晴らしに散歩していた。こいつにも世界戦を見せたい」。天国の愛犬とともに番狂わせを狙う。