ランドセルを児童養護施設や学校に贈る「タイガーマスク運動」の先駆けとなった「伊達直人」こと群馬県在住の河村正剛氏(43)が7日、東京・後楽園ホールで行われた初代タイガーマスク佐山聡のプロレス団体、リアルジャパンプロレスのイベント「初代タイガーマスク35周年記念大会」に登場し、リング上で素顔を公表した。

 河村氏はタイガーマスクに促されてリングインすると「子どもたちは虐待されるために生まれてきたんじゃない。抱きしめるために生まれてきたんだ」と訴えた。

 なぜ、素顔を隠してランドセルを送ってきたのかについては「世の中が、このままじゃダメだ。子どもたちは、涙を流すために生まれてきたんじゃない。笑顔になるために、周りの人を笑顔にするために生まれてきたんだ」と、切々と訴えた。

 そして最後に「全ての子どもたちへ…生まれてきてくれて、ありがとう。健やかに育つことを祈ります。頑張ってね」とメッセージを送り、リングを後にした。