ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級新王者の小国以載(28=角海老宝石)が初の世界戦で王座奪取に成功した大みそかの激闘から一夜明けた1日、京都市内で会見し、あらためて喜びを語った。

 晴れやかな表情で激戦を振り返る小国の様子を、地元兵庫・赤穂市を早朝7時に出発して駆けつけた家族も見守った。前夜は京都の会場で観戦し深夜に帰宅したのもつかの間、再び京都にとんぼ返りしてきた母佐栄子さん(63)は「みなさんの応援の力やと思います。応援の力を以載(ゆきのり)に与えてあげてと、ずっと念じていましたから」と、感激冷めやらぬ様子で話した。