昨年12月31日の世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王座決定戦で勝ち、日本選手最速に並ぶプロ8戦目で2階級制覇した田中恒成(畑中)が13日、名古屋市内で練習を再開して30分あまり汗を流した。王座決定戦で打撲したという右手は使わず、左手だけにグローブをはめてミット打ちなどをこなした。

 田中は「ダメージも全くなく、いい練習始めとなった。ことしは全試合で圧勝し、いいボクシングも見せたい」と意欲を語った。次は同じ階級の世界チャンピオン、八重樫東(大橋)や田口良一(ワタナベ)との対戦を望んでおり「日本人が同じ階級に3人いたらやってくれてもいい。統一戦ができるならライトフライ級にいたい」と語った。