全日本、新日本に参戦したWWE殿堂入りの元プロレスラー、ジミー・スヌーカ氏が15日(日本時間16日)に米フロリダ州の親族宅で73歳で亡くなった。WWEに参戦する娘のタミーナが公表した。胃がんを患っていたという。

 フィジー出身で69年にハワイでデビュー。「スーパーフライ」の異名を持つ空中殺法で一世を風靡(ふうび)した。71年に初来日して日本プロレスに参戦。81年より全日本の主力外国人となり、故ブロディ氏とのタッグで最強タッグ戦優勝も果たした。82年からWWF(現WWE)に定着し、王者バックランドとの抗争で爆発的な人気を得てスーパースターに君臨。85年には新日本にも参戦した。

 83年に当時交際していた女性が死亡した件を巡って殺人罪などで15年に訴追されたが、裁判に耐えられない状態として今月3日に裁判が打ち切られていた。(デーブ・レイブル通信員)