WBO世界ミニマム級王者の高山勝成(33=仲里)が3日、プロを引退し、20年東京五輪出場を目指すことを明らかにした。

 日本ボクシング連盟(JABF)の山根会長は、高山の挑戦について「前例がない。100じゃなく、1000%あり得ません」と可能性を完全に否定した。同会長は元プロの指導者への転身を承認する“改革”を行っているが、それも「引退して学校で5、6年指導の実績を積み、アマチュア界に貢献した上でのこと」と説明。「プロは職業だが、アマチュアは教育の一環としてやっている。選手になるなんてあり得ない。高山君には(五輪挑戦を)言わない方がいいと伝えたのに」と話した。