WBA世界スーパーバンタム級タイトル戦(9日、エディオンアリーナ大阪)の調印式が7日、大阪市内のホテルで行われた。

 世界初挑戦の同級8位久保隼(26=真正)は、世界戦前恒例行事の独特の雰囲気に緊張気味。

 会見では質問の答えがうまくつなげられず、同席した山下会長に「助け」を求める場面もあった。ただ、試合に向けては「いつも通りのボクシングができるように。自分のボクシングを貫き通す。それだけです」と力強く誓った。

 一方の王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)は慣れた表情。久保の印象について「特にない。ただ優れた戦績を持っている。その点はリスペクトしたい。試合は優秀な方が勝つ。私は勝利のために練習してきた」と自信をみせた。