プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)が20日、弟で前東洋太平洋同級王者拓真(21)、いとこの日本スーパーライト級8位浩樹(24=いずれも大橋)と静岡・熱海で行った4日間の合宿を打ち上げた。

 恒例の合宿地だが、今回加わったのは“秘境”の階段上り。山中の宿舎のさらに奥に、300段弱、普段は使う人がいないように両端がこけむす特訓スポットが見つかり、前日19日、この日と合計3000段以上を上った。井上尚は「きっついですね。ふくらはぎにきている」としながら、「試合で成果が出れば」とニヤリ。5月21日に控える同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)とのV5戦(有明コロシアム)を楽しみにしていた。