ガッツ石松らボクシングの世界王者を5人輩出した名門ヨネクラジムが、8月いっぱいで閉鎖することになった。27日、同ジムが発表した。

 1956年メルボルン五輪代表で元日本フライ級王者の米倉健司氏(82)が1963年に創設し、これまでWBCフェザー級、WBA・WBCスーパーフェザー級の柴田国明、WBCライト級のガッツ石松、WBCライトフライ級の中島成雄、WBA・WBCミニマム級の大橋秀行、WBCスーパーフライ級の川島郭志が世界王座を獲得している。5人の世界王者は国内ジムでは3番目となる。会長の米倉氏が高齢で体調が優れず、指導もままならなくなったため、閉鎖を決断した。現在所属する選手は他ジムへの移籍を進めていく。