監督のセクハラ問題に揺れる近大ボクシング部の4選手が15日、東大阪市の同大学で行われた全日本選手権大阪府選考会に出場した。

 13日には教え子の女子選手にセクハラ行為をしたとして、鈴木康弘監督(29)が日本ボクシング連盟から除名されることが決まっていた。鈴木監督は自宅待機中で、現在は同大学の「ハラスメント全学対策委員会」が調査を行っている。近大ボクシング部員が公の場に出るのは騒動が発覚してから初めて。

 この日は先陣を切ったライト級の本庄翼が、楠見陽(大商大)に判定勝ち。近大勢は3勝1敗(近大同士の直接対決1試合を含む)だった。試合は米田貴裕コーチが見守った。