WWEでロックスターと呼ばれる中邑真輔(37)が、今月上旬にUS王者となったAJスタイルズ(40)への王座挑戦に意欲を示した。

 試合前、タッグを組むことになったAJスタイルズとロッカールームでの作戦会議で登場。5月にタッグを組んだ経緯もあってAJから「オレたちに作戦はいらないな」と友好的に迎えられた。すると中邑はイスに飾られたUSベルトを指さし「AJがいつかオレを指名するなら、受けるよ」とニヤリ。中邑流に言い回しで、US王座に興味を示した。

 中邑、AJスタイルズ組のタッグマッチは23日(日本時間24日)のPPV大会WWEバトルグラウンド(米ペンシルベニア州フィラデルフィア・ウェルズファーゴセンター)に向けた前哨戦だった。5日後、中邑が対戦するバロン・コービン、AJが挑戦を受ける前US王者ケビン・オーエンズのタッグチームと対戦。試合はオーエンズがAJスタイルズをパワーボムで沈めた。

 前週のサンアントニオ大会で、中邑はコービンとの場外戦と展開していた。シングル戦が組まれながら、入場時に襲撃を受け、観客席での乱闘に発展。レフェリーらに制止され、リングに上がったものの、コービンがバックステージに戻ってしまい、試合成立せず。さらに因縁が深まっていた。