世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王者の福原辰弥(本田フィットネス)が19日、同級1位の山中竜也(真正)と対戦する初防衛戦(8月27日・熊本県芦北町民総合センター)に向け、熊本市内の所属ジムで練習を公開し「挑戦者の気持ちで自分から仕掛けて、盛り上がる試合をしたい」と抱負を述べた。

 前王者の高山勝成が見守る中、サンドバッグ打ちなどを行った。初対面だが、映像を見たという2月の暫定王座決定戦を踏まえた助言を受け、福原は「見ていてくれてうれしかった。いいアドバイスをいただいた」と喜んだ。

 大阪出身の高山は小学5年時に阪神大震災を経験しており、「(熊本地震で)大変な中でよくタイトルを取った。引き続き熊本の皆さんが頑張ろうと思えるような熱い闘いを期待したい」とエールを送った。