13年に亡くなった大相撲の横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力(49)の長男納谷幸男(23)が、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会でのプロレスデビュー戦で戦う対戦相手が、大仁田厚(59)率いる邪道軍の「切り込み隊長」雷神矢口に決まった。22日、リアルジャパンプロレスが発表した。試合はシングルマッチ30分一本勝負となる。

 18日に都内のリアルジャパンプロレス本部で行われた会見の際、主宰の佐山サトル(59)は「大仁田の方から矢口がどうのこうのという話を聞いて、そんな危険なことをさせられるわけはないだろう。納谷選手も、ストロングスタイルを目指していますので、あいつらの戦いは危険。そういう目に最初から遭わせるわけにはいかないし、受けるわけはないだろうと…分からないですけど」と否定的な見解を示していた。

 納谷は、リアルジャパンプロレスの練習生だった14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行われた父貴闘力、鈴木みのる組対大仁田、矢口組戦で、プロレスデビューした父のセコンドについた。そして試合中に大仁田を捕獲し、父が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”し、因縁が生まれていた。

 23日にリアルジャパンプロレスで、納谷と雷神矢口、佐山がそろっての会見が行われる。その席上で、試合がどのように成立したかの経緯が語られるもようだ。