プロレスラー大仁田厚(59)が、17日に佐賀県神埼市の次郎体育館で、7月の九州北部豪雨の復興支援を目的とした、入場無料のチャリティーイベント「がんばれ九州!九州北部豪雨チャリティー電流爆破マッチ神埼市大会」を開催する。

 大仁田は、母親の故郷が佐賀県ということもあり、地元の協力を得て今回のイベントを開催。大分県出身の元プロレスラー・ジ・アッチーらの協力でリングが設営される。入場と観戦は無料だが、当日は会場内で「平成29年7月5日からの大雨災害義援金」を募る。

 大仁田は、コメントを発表した。

 大仁田 同じ九州人として、何か出来ないかとニュースを見てから思い続けてきた。ちょうど福岡、熊本と九州シリーズで訪れる機会があり、やっと思いをカタチにできる。主旨に賛同してくれたレスラー、快くリングを貸してくれる大分県のジ・アッチー元選手に感謝します。多くの皆さんにプロレスの底力を感じていただければと思います。選手全員、一生懸命頑張りますので、多くのご来場と、皆様のあたたかい復興へのご支援をお願いします。

 当日はオープニングマッチとして、「大仁田厚、雷神矢口、保坂秀樹、リッキー・フジ、NOSAWA論外、橋本友彦、佐野直、パンディータ、HASEGAWAによるバトルロイヤル」。 メインイベントに「がんばれ九州! 電流爆破マッチ! 大仁田厚、橋本友彦、リッキー・フジ組対雷神矢口、保坂秀樹、NOSAWA論外組」のほか、ちびっ子プロレス教室も開催される。

 また大仁田は、5月4日のDDT豊中大会の試合中に頸髄を痛め、頸髄損傷および変形性頸椎症と診断を受け現在、首から下が動かない状況の中、リハビリを続ける高山善広(50)の支援を目的とした、募金活動を展開していくことも明言した。

 大仁田 今後の大会では、高山選手を応援する募金活動も行なっていきますので、ご協力よろしくお願いいたします。

 大仁田は13年10月14日に新潟で行われた「越後大花火」で、高山と初めて電流爆破マッチで対戦し、高山も電流爆破と大仁田へのリスペクトを公言する間柄だ。大仁田は高山が重傷と発表された4日に、ツイッターで「壮絶な電流爆破のリングに上がってくれた高山選手に俺は感謝しています…諦めないでリハビリしてまたリングに上がる高山選手が見たいです…」とエールを送っていた。