4年ぶりに米総合格闘技UFCに復帰した岡見勇信(36=和術慧舟会東京本部)が20日、都内のホテルで報道陣の取材に応じる「UFCアルティメット・メディア・デー」に出席した。23日のUFCファイトナイト・ジャパン(さいたまスーパーアリーナ)に急きょ参戦が17日に発表されたばかり。負傷欠場するマウリシオ・ショーグン(35=ブラジル)の代役として、メーンイベントのライトヘビー級ワンマッチでオヴィンス・サン・プルー(34=米国)と対戦する。

 UFCから今月15日に参戦の誘いがあり「15分ぐらい悩みました」と明かした。通常体重がライトヘビー級のリミット(約93キロ)に足りない91キロ前後。現在、ウエルター級を主戦場とする岡見にとってライトヘビー級は2階級も上だが「4年間、もう1度、UFCで勝負したいと思っていた。神様から挑戦しろと言われていると思った」と受け入れる決意をしたという。この日はサン・プルーと対面し、気合を入れ直した様子もみせた。

 06年からUFCに参戦した岡見は11年にミドル級王座にも挑戦した経験がある。同級ランク6位だった13年9月の試合を最後に解雇されて以来のオクタゴン復帰。岡見は「自分の格闘技人生の17年間すべてを、岡見勇信というものをすべてぶつけたい」と意気込んでいた。