ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が年末に希望していた統一戦が難しくなった。大橋ジムの大橋秀行会長(52)が1日に都内で取材に応じ、交渉していたIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)から断りの連絡が入ったことを明かした。11月18日に英国北アイルランドのベルファストで同級5位ジェイミー・コンラン(英国)と3度目の防衛戦を行うことが直後に発表された。

 同会長は「てんびんにかけられていた。こちらは全部の条件を飲んだが…」と、契約書まで交わした5月に続く2度目の不誠実な態度に、顔をしかめた。

 井上の年末の試合はスーパーフライ級の防衛戦になる見込みで、今後継続して対戦相手を探すことになる。