新日本プロレスは6日、都内の事務所で会見を行い、前日5日の大阪大会を受けて来年1月4日の東京ドーム大会の追加カードを発表した。IWGP USヘビー級選手権は、王者ケニー・オメガに新日本、WWEで活躍したレジェンド、クリス・ジェリコ(フリー)の挑戦が決定。オメガは「ジェリコは、オレと同じカナダ・ウイニペグ出身のトップスター。オレもいつかはああなりたいと思っていたが、今は新日本で世界のトップになることが夢になった。新日本で戦い、今世界中がオレたちのことを気にしている。だから(ジェリコが)向こうからやって来た。オレはこの地球で1番のレスラーになった。新日本をこれから夢の地に連れて行くのはオレだ」とと意気込みを話した。

 IWGPジュニアヘビー級選手権は、大阪大会で新王者となったマーティー・スカルに、KUSHIDA、ウィル・オスプレイ、高橋ヒロムが挑戦する4WAYマッチで行うことが決定。KUSHIDAは「この1年間、この4人でベルトが行ったり来たりした。東京ドームでまた試合ができることを非情にうれしく思います。4WAYマッチはいりいろ意見もあると思うが、ほかの3人に文句はない。いい戦いができると思います」と話した。王者スカルは「チャンピオンとしてしっかり戦う。新日本が世界中に名の知れた団体になりたいのなら、オレの力が必要だ。どんな相手がかかってきても、自分が勝ち残る」と自信を見せた。

 IWGPジュニアタッグ選手権は、六本木3KのSHO、YOHが、マット・ジャクソン、ニック・ジャクソンの最強コンビを迎え撃つ。14年間コンビを組み、過去6度の王座についた実績のあるジャクソン兄弟のニックは「彼らは、日本へ帰国してからわずかの間に王座を取り、スーパージュニア・タッグトーナメントを制したことはすばらしい。だが、我々の6回のチャンピオンに比べればどうってことない。今回は7回目を取りに行く。ここで勝って2人を黙らせる」と挑発。王者組のYOHは「オレらもちょうど、君たちと試合がしたかった。昔の借りを返さないとね。東京ドームでこのベルトをかけて、ヤングバックスとオレたち六本木3Kの、めちゃくちゃ楽しい夜にしようよ」と冷静に対応した。