IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)が、同級3位カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)を8回TKOで下して初防衛に成功した。

 ブイトラゴは京口に圧倒された。4度目の世界挑戦も実らず「(京口は)全ての面で自分より上だった。きちんと準備はしてきたが思うように体が動かなかった」と完敗を認めた。ダウンこそしなかったものの、序盤から劣勢で反撃の糸口をつかめなかった。8回に防戦一方となり、主審に試合を止められ「パンチの強さはないが速かった。若いボクサーなのに技術がある」と王者をたたえていた。