読者が選ぶ「第22回日刊バトル大賞」の17年キック&総合格闘技部門は、UFCライト級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)が初受賞した。マクレガー本人に代わり、UFCは「大変、光栄に思っております。日本でも広く認知され、また多くのファンに支持されている証拠だと思います」とコメントした。

 16年にUFCの2階級王座(フェザー級、ライト級)を史上初めて同時に保持したマクレガーは17年、総合の試合をしていない。代わりに無敗を誇るボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(40)とのメガファイト(ボクシングルール)で強烈なインパクトを残した。17年8月26日、米ラスベガスでメイウェザーを相手にデビュー戦ながらも序盤は互角に戦った。10回TKO負けとなったが、異色の対決は世界から注目を集めた。ファイトマネーは3000万ドル(約33億円)、PPV総売り上げも6億ドル超(660億円以上)にのぼった。

 マクレガー自身は4月以降のUFC復帰を計画中。一方でUFCデイナ・ホワイト社長から3月までに試合出場しない場合、王座剥奪の方針を示されており、今後も目が離せない。