キックボクシング界の神童、那須川天心(19)が2日、12日のKNOCK OUT大田区総合体育館大会を前に、都内のジムで公開練習を行った。

 プロデビュー以来、キック、総合格闘技で連勝中の那須川は、29連勝をかけて現プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者スアキム・シットソートーテーウ(22=タイ)と対戦する。実戦形式で軽快な動きをみせた那須川は、過去最強といわれるスアキム戦へ「追い込み絶頂期。今までで1番疲れている。最強の相手と戦うのはうれしい。日本人はタイ人の壁を越えられないと言われているので、自分が倒して、その壁を越えたい。日本の代表としてタイにレベルの差を見せたい」と意気込みを語った。勝てば将棋の藤井聡太五段(15)の持つ29連勝の記録に並ぶことに「連勝は意識する。話題になってテレビで取り上げられれば」と期待した。