WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が15戦全勝全KOで2度目の防衛に成功した。同級9位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を1回KOで下した。

 立ち上がりはフエンテスが積極的に放つジャブを食らう場面もあったが落ち着いて対応。連打はもらわなかった。1分30秒過ぎ、左フックでフエンテスをぐらつかせ、右フックで動きを止めた。残り30秒、左の連打からガードが空いた腹に右ボディーをたたき込み、マットにひざまずかせた。

 14年6月のデビューから続く連続KO勝利も更新。同じ沖縄出身の世界王者・浜田剛史(帝拳)らの日本記録に並んだ。