ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのボス内藤哲也(35)が、ヘビー級に転向した鈴木軍のタイチ(37)の姿勢を「チラッと」少しだけ評価した。

 1月23日の「タカイチマニア」興行以来のシングル激突。ゴング前にマイクスタンド攻撃で襲われ、場外戦ではパワーボムを浴びた。大きなダメージを受けたものの、スイング式DDTや雪崩式フランケンシュタイナー、グロリアと得意技で応戦。タイチのマイクスタンドを奪うと、そのまま頭部にマイクスタンド攻撃で追撃し、最後はディスティーノ葬。14分7秒、フォール勝ちをおさめた。

 タイチに連勝した内藤は「何か(ヘビー級転向の)覚悟というか変わるチャンスなんだ、という気持ちはチラッと感じましたよ。お客さんもチラッとはね」と独特な表現で評価を下した。3月9日開幕のニュージャパンカップ1回戦でタイチはヒザ故障からリング復帰する棚橋弘至と対戦予定。内藤は「復帰開けの棚橋ですから、相手は。こんな相手にころっと負けるようでは、タイチの注目度は一気に下がるんじゃないですか」と不敵に笑っていた。