内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が、米国人ファンから大声援を浴びた。同ユニットのSANADA、BUSHI、高橋ヒロムと組み、棚橋弘至、KUSHIDA、田口隆祐、ドラゴン・リー組と8人タッグで激突。両軍入り乱れての展開で、内藤がダメージの大きい田口を捕獲すると、デスティーノを決め、12分13秒、エビ固めで快勝した。

 会場を埋め尽くす現地の大観衆からの声援を感じとった内藤は「支持率、人気、確認してくださいましたか? すごい支持されているんですよ。日本のお客様。バレットクラブだけじゃない。新日本プロレスがこれから世界に打って出るなら、いつも通りの新日本を見せるべきじゃないですか? 普段どおりの新日本プロレスで勝負してこそ意味があるんじゃないですか?」と満足そうに笑った。

 また自らの試合順が全9試合中の5試合目だったことに触れ「米国大会だからと言ってメインイベント、セミファイナルで(外国人を)使うのはおかしいんじゃないの? 新日本プロレス、これだけ盛り上がっているんだから、自信を持ってそのままの新日本プロレスを世界の皆様に届けましょうよ」と、皮肉交じりに不満を口にしていた。(千歳香奈子通信員)