ライト級2位ハビブ・ヌルマゴメドフ(29=ロシア)がUFC10連勝、通算26戦無敗で同級新王者となった。地元出身のアル・アイアキンタ(30=米国)との同級王座決定戦5分5回に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。最終回まで粘りをみせ、打撃で攻めてきた相手を判定の末に何とか撃破。無敗の新王者は「チームのみんなのおかげで世界一にしてもらったと思っている。今度は11月にマディソン・スクエア・ガーデンで(元2階級制覇王者)ジョルジュ・サンピエールと対戦したい」と熱望した。

 ヌルマゴメドフは当初、暫定王者トニー・ファーガソンと王座決定戦に臨む予定だったが、ファーガソンの負傷で消滅。その後、相手として決まった現フェザー級王者マックス・ホロウェイも体調不良で欠場。ところが代打の代打だったアイアキンタも計量で規定体重をつくれず、ヌルマゴメドフが勝った場合にのみライト級王座を獲得できる条件だった。