JBCの安河内剛事務局長は15日、体重超過で世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された比嘉大吾の陣営に対して16日から聞き取りなどの調査を行うことを明らかにした。

 報告書の提出も求めるとし「悪質ではないが、しっかり精査しないといけない」と話した。出場停止などの処分が予想される。比嘉と同じ沖縄県出身で、日本記録の15戦連続KO勝利で並ぶ元世界チャンピオンの浜田剛史氏は「特に世界王者が体重オーバーをやってはいけない。処分を受け入れ反省してほしい」と指摘した。

 ◆比嘉の前日計量VTR 14日午後1時、都内のホテルで開かれた計量で、リミット(50・8キロ)よりも900グラムオーバー。再計量へ2時間の猶予を与えられたものの、1時間半後となる午後2時半過ぎ、具志堅会長が再計量することなくギブアップを発表。同会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません。一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません。選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と頭を下げて謝罪した。