2戦連続でPPV大会でのWWEヘビー級王座戦が不完全決着となった挑戦者の中邑真輔(38)が、王者AJスタイルズ(40)とともに決着戦をアピールした。先月27日のサウジアラビア大会での場外リングアウトに続き、6日のPPV大会バックラッシュでのノーDQ(反則裁定なし)形式の王座戦は両者同時の急所蹴りでダウンし、無効試合の裁定に。この激戦の影響で、両者ともに試合は組まれなかった。

 この日、バックステージでルネ・ヤングからインタビューを受けた中邑は「英語なんて忘れちゃったんだよなぁ」とはぐらかしながらも「AJスタイルズはイカれてる。まあ俺もそうだけどね。だから俺たちの戦いはまだ終わってない」と言い残し控室に姿を消した。一方、顔面にノーDQ戦の生々しい傷痕が残るAJスタイルズは「素晴らしいとは言えない戦いだったかもしれないが、ベルトがかかっている時はいろんなことが起きてしまうんだ。シンスケが言った通り、オレたちの戦いはまだ終わってはいない。もう1度、リングに上がってオレの前に立つガッツがあるならば、その時こそヤツを終わらせてやる!」とコメント。両者ともに抗争継続を強調していた。