08年北京五輪柔道女子70キロ級銅メダルで元UFC女子バンタム級王者のロンダ・ラウジー(31)が、ロウ女子王者ナイア・ジャックス(33)と一触即発ムードを漂わせた。

 6月17日のPPV大会マネー・イン・ザ・バンク(米シカゴ)で、ジャックスに挑戦するラウジーは、盟友のナタリア-ジャックス戦をゲスト解説席で見守った。

 ナタリアが俊敏な動きでパワー十分のジャックスを攻め、白熱の攻防を展開。試合途中、足を踏み外して右ヒザを痛めったナタリアはジャックスに持ち上げられ、そのままサモアンドロップを浴びて敗れてしまった。試合後も立ち上がれないナタリアのもとに駆けつけたラウジーは、心配顔のジャックスとリング上で対峙する展開に。ラウジーは「いいから帰って」とジャックスに告げてリングから下がったが、バックステージでも再びナタリアを巡って王者と一触即発ムード。うんざりしたナタリアに置き去りにされるほど両者はギクシャクしていた。PPV大会のロウ女子王座戦に向け、不穏な空気ばかりが漂っていた。