ボクシング日本ライト級王者吉野修一郎(26=三迫)が「スイーツ断ち」で2度目の防衛成功を狙う。14日、東京・後楽園ホールで同級5位前田絃希(25=グリーンツダ)とのV2戦を控え、13日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。吉野は61・2キロ、前田も61・1キロでクリアした。

 両者ともにアマチュア出身ながら高校4冠など実績では吉野が格段に上。「今回は体づくりを意識して負荷をかけて体の強度を上げてきました」と明かし「ボクの中で、ここは中間地点。もっと強くならないといけない。相手の心を折って中盤に倒したいと思う」と意気込んだ。肉体作りの一環で、試合決定から大好きなパンケーキを口にしなかったという。尊敬するジムの先輩、元WBOアジア・パシフィックウエルター級王者小原佳太からも「やめとけ」と指摘されたという。吉野は「試合が終わったら食べたいと思う」と前田撃破後の楽しみを口にしていた。