クルーザー級ブランドの205Liveを主戦場とするヒデオ・イタミが2度目の凱旋(がいせん)帰国で、日本初勝利を挙げた。第2試合で登場スマックダウンで活躍するシェルトン・ベンジャミンとシングル激突し、真っ向勝負を展開。ボディースラム4連発を食らい、エルボー合戦でも劣勢に立たされた。ブサイクへの膝蹴りをかわされ、片逆エビ固めで攻め込まれた。しかし隙を突いて丸め込んでフォール勝ちを挙げた。

 昨年は第1日にクリス・ジェリコと対戦し、必殺のウォールズ・オブ・ジェリコにギブアップ。第2日はエンツォ・アモーレとのシングル戦に臨みながらも、ビッグ・キャスの乱入で無効試合となっていた。「前回のことは正直、思い出したくもない。悔しい思いがあった。少し気負い過ぎていたかも。今年は自分なりきに切り替えて楽しんでできれば」。ベンジャミンからの白星は、205Liveでのクルーザー級王座挑戦への大きな弾みとなりそうだ。