Bブロック公式戦が行われ、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が開幕2連勝を飾った。

 16年大会の優勝決定戦で勝利した現NEVER無差別級王者後藤洋央紀(39)と激突。「王座対決」は序盤からヒートアップし、場外戦で会場をどよめかせた。オメガがラ・ケブラーダを放ったのは、ロープの上からではなく、観客席の転落防止用の手すりの上。高く舞い上がると、体を回転させながら後藤を直撃した。路上プロレスで名声を成した面目躍如の一撃だった。

 リングに戻ってからは、牛殺し、裏GTRを食らって反撃されたが、Vトリガーを要所で決めて流れを渡さない。最後は蒼い衝動、Vトリガー、片翼の天使を連発させて沈めた。

 勝利後のマイクパフォーマンスは日本語でまくし立てた。「なんだかなあ、G1のBブロックは良い試合が止まらないですね。Bブロックの選手は素晴らしい選手じゃないですか? ですが、チャンピオンではない。ベルトを持っているやつはいるんですけど、この一番の大切なベルトは俺のものです。だ~からさ~、このBブロックの試合を勝ち続けて、決勝まで3回連続(3年連続)で行きたいと思います。私が世界一だから。もう1回優勝します」と16年大会以来2年ぶり2度目の頂点を誓った。