ボクシングのWBO世界スーパーライト級3位の岡田博喜(28=角海老宝石)が世界戦繰り上げも想定した米デビュー戦に臨む。13日に都内の所属ジムで会見に臨み、米プロモート大手トップランク社と3年契約(1年で3試合)したことを報告。日本人ではWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)以来2人目の同社との契約で、9月14日に米フレスノでクリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)との10回戦で米国での初陣を控える。

 同興行メインでWBC同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)が同級3位アントニオ・オロズコ(米国)との防衛戦を控える。鈴木真吾会長によれば計量ミスの多いオロズコが棄権の場合、岡田が代役挑戦者として繰り上がるという。デビューから18勝(13KO)を誇り、世界主要4団体で1桁ランクに入る岡田は「そうなればチャンスをものにするだけ」と強い決意を口にした。