米国で人気の高いロウ女子王者ロンダ・ラウジー(31)が王座防衛に成功した。挑戦者の前王者アレクサ・ブリス(27)に対し、元UFC女子バンタム級王者らしく、打撃技で何度もコーナーに追い込んだ。場外エスケープしたブリスを誘い込むため、リング中央であぐらをかき、目を閉じて待つポーズをみせる余裕もあった。08年北京五輪柔道女子70キロ級銅メダリストでもある王者は、一本背負い3発で追い込むと、最後はUFC時代からの得意技、腕ひしぎ逆十字固めで9分0秒、ギブアップを奪って快勝した。

ラウジーは柔道選手時代に来日経験があるものの、UFC参戦後は試合などでの公式来日はなかった。WWEスーパースターとして日本の地を踏んだラウジーは3方向に礼をしてから入場するなど、柔道時代を思い出すかのように振る舞うシーンもみせた。