ボクシングの日本バンタム級王座決定戦が1日に後楽園ホールで行われ、同級2位斉藤裕太(31=花形)が、同級4位菊地永太(32=真正)を2回2分33秒TKOで下し、2度目のタイトル挑戦でベルトを手にした。

序盤から手数多く顔面を打ち抜くと、2回にロープ際に詰めて猛ラッシュ。レフェリーストップを呼び込み「リングに上げるのが夢だった」と3人の子供を抱え、涙を流した。12年の新人王MVP。その後は苦戦が続き、今年2月の黒星後には引退も決意した。翻意しての戴冠に「人生で一番うれしい」と誇った。