昭和の大横綱大鵬の孫でプロレスラーの納谷幸男(24=リアルジャパン)が、デビュー5戦目で、初の対外試合を行い、見事勝利した。

納谷は、デビュー4戦目となったリアルジャパンの後楽園大会(7月)で初タッグを組んだW-1の河野真幸と組んで、伊藤貴則、佐藤嗣崇組と対戦。伊藤からエルボー連打の洗礼を受け、伊藤、佐藤合体のボディーアタックで、尻もちをついた。

それでも伊藤とのハイキックの蹴り合いや、ロープに飛ばしての首投げなど、豪快な技で会場を沸かせた。最後は、得意のランニングニーから片えび固めで佐藤をフォール。観客からも大声援を浴びた。

納谷は「楽しかった。普段、自分たちのリングでは味わえない緊張感もあり、後楽園ホール以上の大舞台でやることができて、自分にとって大きな経験になった」と話した。

またタッグを組んだ河野に「またやろうよ。W-1のリングに出て一緒に戦おう」と声を掛けられると「出させていただけるのであれば、どこでも。ここでやっていければ、自分にとってはいい戦いを学べる。ありがたい」と声を弾ませた。

試合を観戦していたW-1会長の武藤敬司は「大きさがいいね。あんまり大きなレスラーがいないからね。とにかく場数を踏んで経験を積めば楽しみなレスラーになる。河野とも気があっているみたいだしね」と期待の目を向けていた。